介護とは、目配り・気配り・心配り

図5

介護とは、目配り・気配り・心配り

施設長 池脇 那津代

私が福祉業界に興味を持ったのは中学生の頃、
もともとお年寄りが好きだったこともあり、
「お年寄りのために私に何かできることがあれば」
と強く思ったことがきっかけでした。
その後、福祉系の大学から老人介護の道に進むことを決め
7年前に「ベティさんの家」に入社、
本格的に介護の現場に立つことになりました。

正直、介護はとても体力の要る仕事で、
生半可な気持ちで続けられるものではありません。
それに、私のように介護が好きでこの業界に入る方
ばかりではないので、そういう方々に喜びややりがいを
伝えていくことも、私の仕事なのだと考え、
これからも頑張っていきたいと思っています。

今では介護課長として施設全体を見渡しながら
スタッフの指導にあたっていますが、
あらゆる指導や判断の根底にあるのはやはり、
「どうすれば利用者様やそのご家族に喜んでいただけるか」
だと思います。

技術は実践を繰り返すうちに
自然に身に付いていくものですが、
介護職員としての成長はそれだけでは不十分で、
ご自身では痛みや不快感を訴えられない利用者様に対し
その要望にいち早く気付き、
積極的に手を差し伸べられることがより大切です。

それには観察力や判断力といったセンスも求められますが
常に利用者様の立場に立って考えるように意識することで
次第に身に付いていく能力でもあると思います。
そしてその気持ちは次第に利用者様との信頼関係を築き、
施設内によりよい循環をもたらしていくのだと思います。

(2010年10月)